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待ち遠しい注文住宅の完成!どれくらいかかるもの?

建売住宅の場合、すでに完成済みか、少なくとも建築工事施行途中で購入するので入居するまでの期間は4カ月程度の時間を見ておけばよいとされています。これに対して注文住宅では設計の段階からスタートし建築業者による工事着工から引き渡しという流れになるので、建売住宅に比較すると引き渡しまでの期間が長期間にわたるのが一般的です。土地も新規に購入してから、ハウスメーカーや工務店などとの業者との契約になるのでさらに引き渡しまでの時間は長期化し、土地探しから始まって8ヶ月~15ヶ月もの一年を超える時間を要することも珍しくありません。注文住宅の計画から着工などをふくめて、完成時期や引き渡しまでは、どのような流れで進捗することになるのでしょうか。

まず土地探しから始める場合は、不動産会社やハウスメーカーなどの業者との契約で、土地探しを依頼してもらうと同時に土地の購入代金を確保するため、金融機関と住宅ローンの交渉を行う必要があります。資金計画を具体化するため、住宅ローンと自己資金などで予算を組み、住宅ローンの審査も通過する必要があります。この期間は1カ月程度の期間を見るべきでしょう。

注文住宅の間取りや設備・外観などを専門家とともに成案にして具体化してきたら、資金計画も含めて間取りや外観。内臓なども専門家と相談のうえ合意に達します。ハウスメーカーや建築業者などから見積もりの交付をうけて納得できたら設計監理契約を締結しています。これで着工がいよいよ、タイムスケジュールに乗る訳ですが、実際に住宅を建築することが可能か否か、敷地と地盤の調査が必要になることも。敷地と地盤の調査の結果、地盤が軟弱で地盤改良工事が必要と判断されると、追加で数百万円程度の追加予算が必要になります。そしてようやく注文住宅の建築工事の着工ですが、各部位が専門家により建築設備工事などが竣工に進みます。全体が竣工したら竣工調査を行います。竣工調査は電気設備が支障なく利用出来るのかを、電気の専門家が調査検査するというものです。

このように注文住宅は土地探しにはじまり、ハウスメーカーや建築業者や設計事務所との折衝と管理契約、予算案と住宅ローンの準備・竣工調査などいくつもの段階を経てようやく完成にいたります。最初から完成時期に至るまでは、概ね8ヶ月~15ヶ月ほどのそれなりの長期間が必要になります。完成時期を逆算して計画的にスキームを進めるのが重要です。