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コスパのいい家を建てたい人必見!ハウスメーカーの坪単価の違いについて

おしゃれなリビングルーム

ハウスメーカーのなかにはテレビCMなどの広告に積極的な企業もあり、知名度の高いメーカーもあります。少なくとも全国展開しているハウスメーカーだけでも20社程度以上は存在しますが、人生に一度きりの新築住宅を建設する機会だけに、どこを択べば失敗しないのか、頭を悩ますのではないでしょうか。こんな悩みに有力な指標をあたえてくれるのは、ハウスメーカーごとに異なる坪単価の違いにあります。

坪単価は1坪あたりの建物の価格を意味していると考えれば間違いありませんが、実は定義がないので算出方法もハウスメーカーごとに一致した方式を採用しているわけではありません。一般的に多くのメーカーが採用している坪単価の内訳は、建物の価格の総額を述床面積で割ることで算出するというものです。

例えば2000万円の建物の価格で延床面積が40坪とした場合は、2000万円÷40で、1坪あたりの単価は50万円ということになります。延床面積は居住スペースや、キッチンや水回り・廊下など入居後に日常生活で利用するスペースについての単価を算出することになるので、イメージしやすい算出方法と言えるでしょう。ところが法律上明確な定義がないことから、ハウスメーカーのなかには坪単価の内訳を施工床面積をもとに算出している場合もあります。施工床面積とは玄関ポーチや吹き抜け空間など、施工する際には作業の対象にはなりますが、居住空間としては住人からは認識されていない部分も含むことになります。つまり1坪あたりの単価を、建物の価格総額を施工床面積でわるという算出方法を採用しているハウスメーカーもあるということです。建物の価格の総額を、施工床面積で割ったほうが、延べ床面積で÷場合に比べると坪単価は安くなります。ハウスメーカーごとに坪単価の定義に違いがある以上、単純に坪単価だけで比較して決定するのは、賢明な判断方法と言うことは出来ません。このような事情があるので、ハウスメーカーに見積もりを見たときはどのような算出方法で1坪あたりの単価を算出しているのかを、確認する必要があります。

そしてハウスメーカーの建物の価格の費用の見積もりは、延べ床面積や施工床面積だけでなく工法ごとに異なる場合があることも留意するべきです。建物の価格が工法ごとに異なるのは、使用する資材のクオリティや手間や人件費などに違いがあるからです。特にハウスメーカーの各ブランドなどは、工法ごとに販売されていることもあるので注意してください。